人と犬がいっしょにくらしはじめたのは?
*おうちのひとといっしょによんでね*
私たち人間<にんげん>と犬が一緒<いっしょ>にくらすようになったのは、わかっているだけでも、
今から約<やく>10000年<ねん>もまえのことです。
約<やく>10000年<ねん>まえというのは、ちょうど縄文時代<じょうもんじだい>がはじまったころですね。
また、 一緒<いっしょ>にくらすようになった証拠<しょうこ>もあるといわれています。
人間<にんげん>とかかわりをもつようになったのは、人間<にんげん>となじみのある牛<うし>や馬<うま>といった
動物<どうぶつ>よりも、犬のほうがはやいようです。
なぜ、犬が昔<むかし>から人間<にんげん>となじみふかい関係<かんけい>(仲間<なかま>)でいられたのか、
いくつかりゆうがあるとかんがえられています。
まず、ひとつめは、『犬の能力<のうりょく>』です。
犬には獲物<えもの>をとらえたり、外敵<がいてき>が侵入<しんにゅう>しそうなとき、
いちはやくそれをキャッチして、ほえたりおいたてたりする能力<のうりょく>があります。
武器<ぶき>や外敵<がいてき>をふせぐための頑丈<がんじょう>な家<いえ>のなかった太古<たいこ>の人間<にんげん>にとって、
犬はとても魅力的<みりょくてき>な存在<そんざい>だったはず・・・・。
ちなみに、犬がはじめてあった人によく吠<ほ>えたりするのは、『警戒心<けいかいしん>』とみしらぬ(あやしい)人物<じんぶつ>がきたと
いう『かいぬしへの連絡<れんらく>』からですよ♪
はじめは、人間<にんげん>が生活<せいかつ>の周辺<しゅうへん>にすてていたのこったごはんが、犬をひきつけたみたいです。
それとともに、犬にとって人間<にんげん>は獲物<えもの>の対象ではなかったことが、人間<にんげん>と犬とのかかわりができた
大きなポイントといえるんですね 。
そ して、私たち人間<にんげん>は犬にエサをあたえることで、じぶんたちがもっていない犬の能力<のうりょく>を利用<りよう>しました。
また、犬もエサをあたえられることで、さらに人間<にんげん>にちかづいていったと考えられます。
こうしたかかわりのなかで、人間<にんげん>は犬の能力<のうりょく>をさまざまにひきだし、生活<せいかつ>にやくだてるようにしてきたのです。
現在<げんざい>、犬の能力<のうりょく>をうまく利用<りよう>し、生活<せいかつ>にやくだてているものがこれだけあります。
すこしだけ、それらを紹介<しょうかい>しましょう。
@ワーキングドッグ(おもい荷物<にもつ>をはこぶ仕事犬<しごとけん>、軍用犬<ぐんようけん>、警察犬<けいさつけん>など)
Aガードドッグ (番犬<ばんけん>)
B盲導犬<もうどうけん>、聴導犬<ちょうどうけん>、介助犬<かいじょけん>などのヘルパー・アニマル
C救助犬<きゅうじょけん>
D猟犬<りょうけん>
E愛玩犬<あいがんけん>(家<いえ>でかう犬のほとんど)
以上<いじょう>からわかるように、人間<にんげん>と犬のかかわりのれきしは、人間<にんげん>が犬のどのような能力<のうりょく>をひきだして
生活<せいかつ>にやくだてようとしたかのれきしともいえるでしょう。
そのため 、わたしたちがワンちゃんをかう場合<ばあい>、ワンちゃんの犬としての本能<ほんのう>だけにたよらず、
わたしたちがその犬のよい能力<のうりょく>をできるだけのばして、その一方<いっぽう>でわるい部分<ぶぶん>は
なおしてあげるようにしましょう。
犬をかう場合<ばあい>に必要<ひつよう>なことは、わたしたちと気持ちよくのびのびと共存<きょうぞん>できる犬に
そだつようにすることがたいせつなのです。
また、 あくまでも私たちが主人<しゅじん>であることをワンちゃんにみとめさせることをわすれてはいけません(--)b