手裏剣とは?

手裏剣といってもその手裏剣、手裏剣術には多くの別名がある。

手裡剣 手利剣 修理剣 手離剣 修利剣 投剣 打剣 撃剣 不殺剣 削闘剣 銑マ びょう隠剣

暗剣 三不過剣 など・・・

その手裏剣の特異さは、

○持っていても敵に気づかれない。

○遠間で敵を倒すことができる。

ということである。

手裏剣とはどうしてできたのか・・・

それは、遠間から敵を制したい、という理由でできたものである。

剣・棒・長刀・槍などが届かない相手を間合いに入る前に制することができればいい。

そこで、

○小型軽量であること

○命中率がいいこと

○作りやすいこと

の三つの条件を満たした手裏剣が完成されたのです。

手裏剣には『短刀系』で、短刀を手裏剣として使うことを古くから行われてきた。

円明流の始祖、宮元武蔵が短刀打ちで、宍戸梅軒の鎖鎌を破った話はあまりにも有名である。

この系統の特徴は角型(断面)である。

その他、『針打流』という太い針を指にはさんで比較的近距離で投げていた手裏剣もある。

この系統の特徴は丸型である。

浅山一伝流      天津流      荒木流      伊賀流      伊豆流

一貫流        円明流      一方流      温故知新流    春日流

香取神道流      願流       願立流      日下流      甲賀流

孤伝流        小堀流      止心流      実用流      自得流

諸賞流        正雪流      白井流      心月流      神道精武流

新心流        清心流      関口流      大東流      竹内一心流

竹村流        立身流      知心流      津川流      天流

根岸流        根来流      宝山流      平集流      末流

松葉流        三浦流      武極応的流   孟淵流       明不真影流

柳生流        山内流      融和流      楊心流      義尾流

 

全五十流派

だがこの中で半数以上は名前だけで手裏剣の形状も打ち方も伝わってはいない。

打ち方まではっきりと残っているものはわずか数流派にすぎない。