
●友好に貢献できる人を育成するためのカリキュラム
熱心に話してくださる播民生先生
横浜山手中華学校の教育方針には、中国語や中華文化の普及などとともに、「中日両国の友好に貢献できる人を育成する」事が挙げられています。
実際にお互いが仲良くなるために、どのような事をなさっているのかうかがったところ、日本の小学校や中学校とも交流しているそうです。例えば、この学校では水墨画の授業があるのですが、それを日本の子どもたちと共同制作したり、一緒に鑑賞したりもするそうです。他にも、運動会を通じての交流もしています。また、これからは、イベントに参加するだけでなく、生徒がお互いを理解して向き合う一対一の交流もしたいとおっしゃっていました。
●中国と日本の関わり
(↑)一般の日本人の生徒も通っているそうです。
中国と日本は様々な所でも関わりをもっていて、日本の「カラオケ」は中国にもあるし、最近では中国に留学する日本人起業家の人も多くなっていると話してくださいました。また、横浜中華街に来る人数はディズニーランド並みだということにもとても誇りを持っている、ともおっしゃっていました。
●中国と日本の理解に向けて
校長先生は、中国と日本が理解し合うためには、まず仲良くして、良い面も悪い面も含めお互いのことを知るという事が大切だとおっしゃいました。
例えば横浜山手中華学校でも一般の日本人や日本で生まれ育った中国人、中国からやってきた子どもなど、様々な環境をもつ生徒が生活していますが、授業で中国の事を学ぶ機会や、日本語による授業と中国語による授業を設けたりするなどしていることもあって、いじめや差別は起こらないとおっしゃっていました。