天然ガス

天然ガスとは、石油や石炭と同じで、地層の中に埋もれた、太古の生物が、地熱と粘土の働きによって変わっていった資源の一つで
す。主に、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、ブルネイなどが日本の輸入先となっています。天然ガスは、2000〜4000メートルの地中に埋蔵されています。基本的に、パイプを利用して、ガスをとりだします。下の絵は、海に浮か海洋掘削リグと呼ばれる物で、約600メートルまで掘れるそうです。

また、下の図は、陸上大型リグと呼ばれるもので、6000メートル以上も掘ることができます。

上の二つのような機械を使って、地下に潜んでいる天然ガスを掘り出す事ができます。

天然ガスから都市ガスへ

天然ガスは、−162℃に冷やすと、液状になります。この、天然液化ガス(LNG)は、気体の約、600分の1に体積が縮みます。このようにして、運びやすくなった状態にしてタンカーでLNG基地と呼ばれる都市ガスを作って、送り出す施設に液化天然ガスの状態で、たくいわえられます。都市ガスが必要になった時には、ペーパライザーとよばれる。施設の中をとおして、気体に戻します。このとき利用されるのが、海水の熱です。気化されたあと、成分を調整して、利用者がガスもれに気づく用にガスのにおいを付けて、各家庭に送り出されます。下の写真は、新潟県南長岡にある国内最大の天然ガス生産プラントの写真です。

ガスの利用

日本で初めてガスが利用されたのは、1872年の横浜のガス灯でした。現在は光としてではなく、ガスコンロやお風呂のお湯炊き等、熱エネルギーとして使われています。