  その2
著作権があることについて
前回著作権を守ることとは大切だと述べましたが、それに関してもし著作権がなかったら?ということを考えてみたことはないでしょうか?よくもし税金がなかったら〜。といったものがありますが、本当に著作権やそれに似たものがなかったら、私たちの周りには本、CD、テレビといったものがなく生活に潤いがなかったでしょう。もしくはいまのようにインターネットが発達しているのならばそういうものは全てインターネットを介さなければいけなくなるでしょう。そうするとコンピュータのない家、電話回線のパワーが足りない家庭と一般家庭での格差がおき、いま話題の”デジタルディバイト”といった問題を引き起こしてしまうかもしれません。また国が全家庭に平等に高速通信回線を常備させたとしても、それはとんでもない金額がかかるでしょう・・・。
さてなぜこんなことを述べているかというと、著作権とビジネスで述べたように、著作権というものは、私たちの周りにある文化的なもの(本やCD)の出版、発行と密接な関係を持っていて、もし著作権がなかったらたとえば作家の人は、作品を作る→工場に委託して印刷→販売(販促活動なども含む)という過程を全て行わなくてはいけなくなり、それを誰かに頼んでやってもった場合はまったく利益にならないかもしれません、またそれが発行されても著作権がないためコピーが横行しまったくの利益にならないでしょう、そのため各印刷会社は極論
- コピーされないように対策を練る
- 印刷しない
という二者択一選択を迫られてしまいます。このようになってしまうと、市場に活気がなくなり、ますます悪化の一途をたどってしまうでしょう。つまり著作権というものは、現在の私たちの文化生活の要となっています。しかし著作権はあるだけは何の意味もありません。
守ってこその著作権です
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