総合的な考察


この実験は、紙の厚さや材質の違いによって飛距離にどのくらいの差がでるか、
というものを独自に研究したものでした。すべてがうまくいったわけではありませんが、
ほとんど成功して安心しました。それでは、実験内容の考察です。

<考察>

今回の実験では、パソコンの印刷に使う普通紙を基準として、軽い・厚い・硬いなどを
比べました。それぞれ6種類の紙で4種類の紙ヒコーキをつくり、同じ地点から飛ばして
直線距離を計測しました。その結果、紙ヒコーキの飛行に作用する大きな要素は
「紙の厚さ」「紙の硬さ」「紙の重さ」の3つであることが分かりました。

ただし紙の厚さは、紙ヒコーキを折るのに大切な要素なのであって
実際の飛行機にとって材質の厚さがどう影響しているのかまではわかりません。
しかしその他の「紙の硬さ」「紙の重さ」は間違いなく紙ヒコーキの飛行距離に
影響を与え、さらにいえば実際の飛行機にとっても重要なものであると言えるでしょう。

「表面の材質」について。上空を高速で移動するジェット旅客機の視点から
見ればかなり重要なものですが、まったく高速でなく、なおかつ地上に近い場所で
飛んでいる紙ヒコーキにはあまり関係が無いものだと、今回の実験から推測できます。
なぜなら、表面に凹凸のある紙ヒコーキも長い距離を飛んでいるからです。

<結論>
結論として、どの飛行機にどの紙があっているのかをまとめました。

折り紙ジェット飛行機草紙(やわらかく、軽い紙)
ジェット機羊皮紙(やわらかい紙)
コックピット付き草紙(手触りは普通紙くらい・少し硬い)
セミ飛行機レザック96オリヒメ(硬い紙)

この他になにかご意見・ご感想がありましたら掲示板にいつでも書き込んでください。
今回の実験に協力してくれた芝浦工業大学柏中学3年生の方、ありがとうございました。

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