博士 「ではいこう。ユダヤ教の神様の名前は『ヤハウェ』という。では、キリスト教の中で、彼はどこに行ってしまったのだろう?」
豚吉 「やっぱ、いなくなっちまったんだよ。イエスがその代わりになったんじゃないの?」
博士 「それがちがうんだ。キリスト教徒は、『イエスはヤハウェの子である』としたんだよ。」
チャーチル 「子供!?」
タマ子 「イエスってマリア様から生まれたんじゃなかったかしら?」
博士 「別にこの場合は、ヤハウェから生まれたと言うことではなく、『イエスは神の子である』と言う意味じゃね。ヤハウェ=神=イエスなんだ。」
タマ子 「そうだったんだ・・・。」
博士 「キリスト教の中で信じられていることに、『三位一体説(さんみいったいせつ)』というのがあってな。父であるヤハウェと子であるイエス、そして、風、息、空気など人の目には見えないけれども、世界を動かすには大切なもの・・・それらは、みな違うけれど本当はひとつなんだと言うんじゃ。」
タマ子 「なんだか難しいわね・・。」
博士 「そうかもしれんの。しかし、昔は、キリストとはいったい何なのか?ということをめぐって色々とぶつかりあっていたんじゃよ。」
チャーチル 「オーノー。」
博士 「最初は、今言った『三位一体説』か、それともイエスはただ単に神が作り出したものである、と思った人たちに分かれたんじゃ。結局『三位一体説』になってしまったがね。」
豚吉 「へー。最初からじゃなかったんだ。」
チャーチル 「そのへんも、イエスそのものじゃなくて、他の人が各地に広めたから、そう言う異なりが生まれたんですネ。」
博士 「うむ。そのとおりじゃ。」

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