| チャーチル | 「いろんなコーランがあるのですか?」 | |
| 博士 | 「いいや、表紙とかはいろいろあっても、650年ごろから中身は一字一句変わっていないんじゃよ」 | |
| 豚吉 | 「そんな昔からずっと変わっていないなんてすごいな!」 | |
| 博士 | 「うむ。書いてあることはアッラーの言葉だけではなく、イスラム教信者、つまりムスリムの生活の基本的な決まりだとか、そういうことも書いてあるのじゃ」 | |
| タマ子 | 「ふぅ〜ん…」 | ![]() |
| 博士 | 「何を食べるのか、何を飲むのか、何を着るのか、ということから、結婚、離婚、年老いた親戚(しんせき)の世話、ものを売るときはどうするのか…」 | |
| チャーチル | 「とてもこまかく書いてあるんですね」 | |
| 豚吉 | 「なんでも辞書みたいだ!」 | |
| 博士 | 「コーランなしではムスリムは生活できないな。全部で114章からできているんだよ。全てアラビア語で書かれていて、ムスリムの人たちは自分の国の言葉がアラビア語ではなくても勉強して読めるようにするのじゃ」 | ![]() |
| 豚吉 | 「え〜どうして自分の国の言葉でよまないの?そのほうがかんたんなのに…」 | |
| 博士 | 「アラビア語で書かれたもの以外はコーランと認めないんじゃよ」 | |
| タマ子 | 「ムスリムの人たちは熱心なのね」 | |
| 博士 | 「コーランの内容を暗記して、一部を空で言える人もいるんじゃよ。もちろん君たちみたいな子供でもじゃ」 | |
| 豚吉 | 「へえ〜すっごいや!オレ、おぼえるのきらいなんだよな〜…」 | |
| チャーチル | 「マンガのことはくわしいのにね…」 | ![]() |
| 豚吉 | 「好きなものはべつ!!」 |
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