ガウタマ=シッダールタの生まれ
博士 「では、仏教を広めた人を教えよう。ガウタマ=シッダールタという王子様じゃよ」
豚吉 「ガ…ガウ?」
タマ子 「ガウタマ=シッダールタ!ねえ博士、本当に仏教を広めたのは王子様だったの?」
博士 「本当じゃ。シュッドーダナ王とマーヤー王妃との間に生まれた王子様なんじゃ」
チャーチル 「お城で暮らしていたんですか?」
博士 「お城で、裕福な生活をしていたそうじゃ。紀元前563年にシッダールタが生まれたとき、星占い師に、偉大な支配者か、偉大な宗教の支配者になる、といわれたんじゃ。そこで王様は、息子に王様を継がせようと思って、お城から出させなかったんじゃ」
豚吉 「将来が決まってるなんていやだな…」
タマ子 「お城から出られないなんてなんだかきゅうくつね」
博士 「その国はちょっと小さめの国だったからな。王様はなんとしても国を強くしたいと考えていたのだろう」
チャーチル 「でも…ずっとお城から出られないで、がまんしていたのですか?」
豚吉 「おれだったら抜け出しちゃうな!」
博士 「うむ、シッダールタも、いくら上等なものをきかざっておいしいものを食べていても、満たされはしなかったのじゃ」
タマ子 「どれい階級の人たちはまともに食事もできないというのに…」
博士 「その差じゃな…。とうとうある日、シッダールタは城から逃げ出した!」
豚吉 「ひゃっほう!」
博士 「それが彼の人生を大きく変えたのじゃ」

▲ 一番上のメニュから苦しみの答えを求めてをえらぼう ▲