大乗仏教と上座部仏教
タマ子 上座部仏教は、南から広がっていったんだったわね」
博士 「それに対して、北から広がっていったものがある。2世紀後半、クシャーナ朝という王国のカニシュカ王の時代、仏教ブームが再来した」
豚吉 「クシャ…?カニ…?」
博士 「豚吉くんはめっぽうカタカナに弱いようじゃな。しかし大丈夫、ここらへんは、ああそんな国があったんだなくらいに思っていてくれれば」
チャーチル 「アショーカ王のマウリヤ朝は無くなってしまったのですか?」
博士 「そうじゃな、5世紀もたっているし…場所はだいたい同じところ、つまりインドにできた王朝なんじゃがな」
タマ子 「時代を超えて、いろんな人が仏教に習ったのね」
博士 「そういうことじゃな。さて話を戻すぞ。そのカニシュカ王の時代には、仏教は逆に北へと広がっていった。それを北伝仏教又は大乗仏教という」
豚吉 「おお、でもこれで大体どうやって伝わったかがわかったぞ!」
博士 「上座部仏教は主にビルマ、タイ、カンボジアに広がり、大乗仏教は主にネパール、チベット、モンゴル、朝鮮、日本に広がったんじゃ」
チャーチル 「日本は大乗仏教なんですね!」
タマ子 「どんなちがいがあるんだろう」
博士 「じゃあ、次はそれを説明するぞ」

▲ 一番上のメニュからそれぞれのとくちょうをえらぼう ▲