ねっとまがじんタイトル創刊号
―――風邪。
くしゃみ、鼻水、せき、と症状は様々ですがたいてい1週間前後で治ってしまうため、軽視されがちです。

しかし、こんな風邪も時には呼吸器以外にも合併症を引き起こして、人命を奪いすらする油断のならない病気なのです。

では、風邪とは具体的にどんな病気なのでしょうか。
風邪の正しい病名は「風邪症候群」と言い、呼吸器に急性のカタル性炎症(一過性で治りやすい炎症)が起こることを指します。その原因は主にウイルスで、その他にも病原微生物の感染や寒さ、アレルギーなどが挙げられますが、それらは風邪の原因の10%程度に過ぎません。

では、その患部ごとに原因と症状を見てみましょう。