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薬品名 |
エタノール(C2H5OH) |
| エチルアルコール (俗称) |
| 酒精 (俗称) |
| 分子量 |
46.07 |
| 沸点 |
78.3℃ |
| 融点 |
-88.6℃ |
| 入手法 |
 必ずおいてあります。なければ聞いてみて下さい。 |
| 値段 |
消毒用 500mlで800円 (阪神局方の場合)
無水 500mlで1000円 (阪神局方の場合) |
特有の香りをもつ無色透明の液体で、工業的には発酵法と化学合成法によって作られています。沢山の性質をもつ、便利な薬品です。
・引火性 火を近づけるだけで、青白い炎を出しながら簡単に燃え出します。また気体になったエタノールは、特別な条件のもと爆発する性質を持っています。
・殺菌能力 病院やレストランなどで、器具や机を拭くために使われています。予防接種の時など注射の前に綿で手を拭かれると思います。あれは綿にエタノールを含ませたもので、雑菌を防ぐためです。
・揮発性 気体になりやすいということです。注射の前に綿で手を拭かれた時にヒヤっとするのもこのため。(蒸発するときに熱を奪う) また、虫除けスプレーや接着剤は早く乾いたほうがいいため、有効成分を水ではなくエタノールに溶け込ましたものもあります。
・乳化作用 普通は混ざらない水と油を混ぜる作用のことです。そのため窓に油性マジックでラクガキをしてしまい、水でとれない場合でも、エタノールでふくときれいにとれます。昔は洗濯の前に、口紅や油のシミを落とすのに使われていました。
・有毒性 エタノールは飲むことができますが、飲み過ぎると急性アルコール中毒になるなど毒性を持ちます。
・脱色作用 葉っぱなどをつけておくと、色が溶け出して白っぽくなります。(多分何か他の作用のおかげだと思うんですが・・) 中学校では葉の光合成を調べるために、葉をエタノールにつけて脱色した後、ヨウ素液をつける・・という実験をします。
エタノールはお酒やみりんの主成分で、ビールにも5%くらいが含まれている身近な物質です。酔っぱらったり、良い気分になったりするのもこのエタノールのおかげです。
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