今、水が汚染されています。
主な原因は、重油の流出や産業廃棄物などの海洋放棄によるものです。
しかもこれは北半球に集中しています。北半球で行われる産業活動で出される有毒化学物質が海に放棄されているのです。
その有毒化学物質には肝機能障害・白血病・ガン・皮膚障害を引き起こしたり、殺虫剤で使われるような成分が含まれています。
「だからって別に人間には関係ないでしょ?その汚れた水を飲むわけではないんだから…」と思うかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。
人間にも関係してきます。
有毒化学物質を含んだ水の中で生活している魚は、プランクトンなどからその有害物質を吸収してしまいます。
そのままどんどん溜め込んでしまいます。
その魚を私達人間が食べれば、魚のように体に有毒化学物質を摂取、吸収してしまうことになります。
そう考えれば危険は私達のすぐ側まで近づいてきているということがわかると思います。
汚染されているのは海だけではありません。
川も汚染されています。
その主な原因は下水道の整備です。
下水道は、家庭や工場などで出された排水を流すところです。
つまりその下水道がきちんと整備されていないと、排水が直接海や川に流れ込むことになり、水質汚染につながるのです。
だから下水道の整備されている都市部よりも、整備されていない田舎などの人口の少ない地域のほうが川の汚染は進んでいます。
日本には大きく分けて2つの下水処理の方法があります。
1つ目は「合併処理浄化槽」で、台所・風呂・トイレの排水を処理することができます。
これは排水の浄化能力がかなり高いです。
2つ目は「単独浄化槽」で、これはトイレの排水しか処理できません。
川の汚染を食い止めるためには、「下水道の普及」・「浄化槽の設置」・「単独浄化槽から合併浄化槽への転換」が必要となってきます。
「界面活性剤」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
界面活性剤とは台所洗剤・洗濯用洗剤・シャンプー・リンス・柔軟仕上げ財・歯磨き粉などに使われています。
その働きは、ある物質の性質を変える活性化です。
この界面活性剤を使うことによって油と水が引き離され汚れが落ちる、というとても便利なものです。
しかしこの界面活性剤、生物には良いものではありません。
微生物や水中生物の生存を脅かし、生態系に影響を与えてしまうのです。
肌の弱い人にいたっては肌障害になったり、アレルギー・アトピー性皮膚炎を引き起こしたりもします。
その分「せっけん洗剤」は界面活性剤が使われていないので環境に優しいです。
せっけん洗剤は動植物から取れる脂肪酸ナトリウムと脂肪酸カリウムだけを使用しています。
つまり天然の物質でできています。
使用後24時間以内で水中の微生物が二酸化炭素と水に分解してくれます。
これがせっけん洗剤がいいと言われる理由です。
最初にも言った通り、水は汚染されています。
このまま汚染が進んでいくと大変なことになってしまいます。
食い止めるために私達には何ができるのでしょうか?
●米のとぎ汁は、流さずに植物の水遣りに利用
これは結構有名だと思います。
●下水に油を流さない
油を固める薬を使ったり、紙に染み込ませたりして捨てましょう。
●油汚れは新聞紙などで拭いてから洗う
こうすれば楽になるし、使い洗剤の量も少なくてすみます。
●調理時に油を使いすぎない
最低限の量で、捨てることないように。
●野菜くずは排水溝に捨てない
野菜くずに限らずごみを流してはいけません。水きりネットを付けましょう。
●なるべく合成洗剤ではなくせっけん洗剤
上で述べた通りです。
●洗濯を工夫する
まとめて行ったり、回数を減らし、洗剤を使いすぎないようにしましょう。
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