地球温暖化とは、文字通り地球の温度が上昇するという地球環境問題です。
なぜ、地球の温度が上がるといけないんや??というと、北極や南極の氷が溶けて、海面が上昇してしまい、陸地が沈んでしまうからなのです。

 では、なぜ地球温暖化という環境問題が起こってしまったのかというと、2つの理由があります。
1つは、二酸化炭素やフロンなどの温室効果ガスと呼ばれるものの増加です。もう1つは、その温室効果ガスである二酸化炭素を、光合成によって吸収してくれる森林の減少です。

 では、二酸化炭素はどのぐらい上昇したのかというと、産業革命の頃は、280ppmしかなかった濃度が、その後の人間活動、産業活動などにより、今日では370ppm程度まで上昇してきています!!また、二酸化炭素のほかにも、メタン、亜酸化炭素、フロンなども温室効果ガスです。とくにフロンは二酸化炭素の数千倍の温室効果を持つことから、早急に対策をとることが求められています。


■ 二酸化炭素排出量の推移の表(上図)

         引用  JNPE 環境NGOホームぺージ
                 URL:http://homepage2.nifty.com/jnep/

 

 上にも書いたように、温室効果ガスとは二酸化炭素やフロンなどのことを指します。石油燃料などの消費により、発生します。

 温室効果ガスの働きは、太陽によって暖められた地表が赤外線を出します。温室効果ガスは、その赤外線を吸収して熱エネルギーとして大気圏の中にとどめる働きをします。(下図)


 ↑温室効果ガスの働きの図   




 地球温暖化の主な影響としては、海面の上昇があがります。その他には、雨がよく降る地域と、ほとんど降らない地域との差が激しくなり、洪水や、干ばつになる地域が出てきて、バランスが崩れます。

 地球温暖化は、原因者と被害者が不一致なのです。どういうことかというと、アメリカは温室効果ガスを全体の22%排出しています。しかし!!影響が少ないのです。逆に、オランダは全体の1%しか排出してませんが、陸地が低いので、海面が上昇するとほとんど沈んでしまいます。
日本も先進国なので、そのことを考えていく必要があります。

 国家的な対策としては、

・ 気候変動枠組条約

(温室効果ガスが生態系におそれがあるので、ガスの濃度を安定することを目的として、1992年の地球環境サミットで署名のための条約。)

・ 京都議定書 

(2012年までに、日本は6%、アメリカ7%、EUは8%、温室効果ガスを削減するとCOP3(第3回締約国会議)で決められた。)


 私たちができる対策法とは、やはり省エネルギー(略して省エネ)です。簡単なことでいいのです。
例えば、冷暖房の設定温度を極端なものにしないなど。まだまだたくさんあります!!地道にやっていきましょう。