酸性雨とは、その名のとおり酸性の雨が降るという、地球環境問題です。では、なぜ、酸性の雨が降るのかというと、これもまた人間が生活するうえで、地球にもたらした事態なのです。
 
 酸性雨の原因は、車や工場から排出される、大気汚染物質の窒素酸化物や硫黄酸化物です。この大気汚染物質が大気中に溶け込み、硫酸や硝酸などに変化して、酸性の雨となって地上に降りてきます。


 図 酸性雨の原因の図



 銅像が溶けているを見たことはありませんか??または、朝顔の花に点々と模様がついているところとかも??それらはまさしく酸性雨の影響です。その他の影響としては、熱帯雨林が枯れてしまった所や、酸性雨が湖を酸性にし、魚が死んで死の湖となってしまっている地域もあります。

 国際的な対策としては、排出される排気ガスの制限をするなど、様々な対策が行われています。
先ほどの死の湖になってしまった地域では、塩基性(アルカリ性)の石灰を入れたりもしています。中和するということですね。

 私たちがこの環境問題に対して何ができるかというと、ほかの環境問題にもいえる事なんですが、やはり地道なことをコツコツしていくことだと思います。