天然ガスタクシー
12月19日(土)近畿タクシーさんに取材

一般の自動車の燃料はガソリンもしくは軽油が一般的ですが天然ガス自動車はCNG・LPGが主体。CNGとは天然ガスのことで、LPGとはプロパンガスのことです。
ガソリンや軽油の排気ガスの汚れが100だとするとLPG(プロパンガス)は30以下、CNG(天然ガス)は10以下(0に近い)になるそうです。

近畿タクシーさんでは52台中2台が天然ガス自動車です。日本全国で初めて導入したのが近畿タクシーさんであり、導入6年目です。神戸市でも市バスなどが導入増加傾向にあるといいます。

【LPGとCNGの違い】
LPGは液体であり、CNGは
液体に出来ないため量が少なく、当然その分、ガソリンに比べて走行距離が短くなるということになります。
LPGがだいたい400km走るとCNGは同量で200kmしか走行しません。
しかし、近畿タクシーさんはこの不便さよりも地球環境のことを考えてクリーンさを重視しています

介護用の天然ガスタクシーにはボンベ5〜6本が搭載させられています。走行距離が短いので貯蔵タンクがたくさん必要になります。

Q1石油の値段が上昇しているが天然ガスも影響されているのですか?
A1天然ガスも石油も元は同じ「原油」であるので原油の値段が上がって石油が上がるので天然ガスも同じように影響されて上昇します。

「長所&短所」

長所:排出されるCOが少ないため、排気ガスがガソリンに比べて非常にクリーンで あるということ。
  (排気ガスには主にCOとHCが含まれる)ガソリンに比べてLPGは値段が安いCNGは走行中も静かで人と地球に優しい。

短所:先ほどにも述べたようにガソリンほど走行できない。
   燃料が減少するとやはり走りにくくなる。