Health of brain

〜脳の健康〜


「刺激」のある生活が、脳を健康にする。

マッコウクジラの脳は7200gもあり、イルカの脳のしわは、人よりはるかに多いって知っていましたか?
これまで脳を比較するのに重さ、しわなどいろいろな説がありました。
脳のことって知っているようで案外、知らないもの。脳の健康とは、どのようなことなのでしょうか?

脳の働きをよくするには、毎日、頭を使って考えることです。
           
 ソファに座ってテレビの筋書きをただ漫然と追っているだけでは、脳の働きはどんどん衰えてしまいます。面倒だと思っても、新聞や本を読み、ラジオやテレビから得る情報も脳を使って取捨選択しましょう。そして、問題に直面したときには、自分で解決法を考えてみることが大切です。多くの人に会って話をしたり、仕事とまったく違う分野の趣味を持つのも、脳におおいに刺激を与えます。そうした日常の脳の活動の積み重ねが、脳の配線=ニューロンの連絡網を活発にしてくれるのです。


あなたの脳はどの年代?
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コーヒーブレイクで、脳をリフレッシュ!
          
 アメリカやイギリスでは、多くの会社や研究所で、コーヒーブレイクやティーブレイクの時間があります。10時と3時に、10〜15分くらい仕事の手を休め、みんなで集まってコーヒーや紅茶を飲み、ドーナツやクッキーなどの甘いお菓子をつまむのです。社員が順番にお菓子を持って来るきまりの会社もあります。



右脳と左脳の連携プレーが重要です。

右脳で視覚的なイメージをキャッチし、左脳で情報、記憶、類別、分析の機能を使って
、理論的に判断する必要があります。
右脳と左脳がうまく連携しているかどうかが、ポイントです。

右脳は、直感で勝負する芸術家。左脳は、理論を駆使する実践者。バランスよく使いましょう。
            
 左脳は、記憶、言語、論理などのコントロール・センターです。右脳は、情緒、空間的な感覚、音楽などを担当しています。左脳の働きの特徴は、まず個々の「木」を理解し、それを組織化して「森」という概念を把握します。右脳は、直感的に「森」全体を把握し、それから部分である「木」を理解します。
 学校の勉強は、左脳の知的な活動を鍛えることがほとんどですが、創造的な能力を高めるには、両方の脳が連結して機能することが必要です。
勉強や仕事で左脳が疲れたら、音楽を聴いたり、絵を描いたりして右脳を活性化させ、脳全体をバランスよく使いましょう。


脳の働きのよさは、何で決まるのでしょうか?
          
 人の脳は成人男性で1350g、女性で1200gほど。それに対して、ゾウの脳は4000g、マッコウクジラは7200g。また、イルカの脳には、人よりはるかに多くのしわがあります。これらのことからも、知能は脳の重さやしわとは、直接関係がないことがわかります。
 それでは、脳の働きのよさは何で決まるのでしょうか?大脳には、さまざまな役目の場所があり、お互いに協力し合って働いています。この連携がうまくいっているかどうかが、脳の性能を左右する大切な鍵を握っているのです。しかも脳は、新鮮な刺激を与えれば与えるほど、さらに活性化し、連携が高まります。
 人間の脳の記憶容量は、コンピューターをはるかに上回っています。さらに、コンピューターは使えば消耗しますが、
人間の脳は頭を使うことによって日々成長していく、素晴らしい可能性に満ちているのです。


血液中のブドウ糖の量が、空腹と満腹を決めるカギ。
           
 食欲には、生理的、心理的に複雑な要因があります。空腹、満腹のメカニズムをコントロールしているのは、脳の視床下部にある満腹中枢と摂食中枢です。血液中のブドウ糖の量が減って低血糖になると、胃が収縮して空腹を感じます。逆に食事を摂って高血糖になると、ブドウ糖が満腹中枢を刺激し、胃の収縮が緩んで、それ以上食べたくなくなります。ですから、食事の量を少なめにしても、食後に甘いデザートを少量食べれば、すみやかに摂取されたブドウ糖が満腹中枢に働きかけ、充分な満腹感が得られます。



いつでもできる、脳の活性化法!

脳を疲れさせる現代の社会環境の中で、食べ物や日常の時間の使い方など
、自分の脳にとってどんな生活習慣がよいのか、判断するのは自分自身です。
体の健康だけでなく、脳を活性化させる生活を考えてみませんか?

運動
       
 運動は脳の血流をよくし、細胞を増やすのに役立ちます。脳を刺激するには激しい運動は必要なく、歩くだけで充分。通勤・通学の時にも、いつもと違う道を歩いてみるだけでも、脳が新鮮な刺激を受けます。また、太陽の光は脳を活性化させる働きがあります。まず明るい戸外に出て、散歩をすることから始めましょう。


食べ物
       
 脳が大量のブドウ糖を消費すると、大量の活性酸素が発生し、脳の配線=ニューロンの連絡網が鈍くなったり、ブドウ糖の供給が制限されたりする場合があります。それを防ぐには、食事でブドウ糖を摂りながら、同時に抗酸化物質を摂取する必要があります。例えば大豆はポリフェノールが豊富で、記憶力の低下を予防します。緑黄色野菜はビタミンE・Cとβカロチンを、イワシ・サケ・エビなどの魚介類はビタミンEを多く含み、活性酸素の発生を防ぎます。


マッサージ
       
 足の親指を刺激することで、大脳の前頭葉・脳幹・視床下部が刺激され、視床下部に中枢のある睡眠・食欲・性欲・体温などの調子がよくなります。次の2つの刺激法を1日10回やってみましょう。
(1)人差し指を足の親指と人差し指の間に入れ、指の間を開かせる。
(2)足の小指から順に親指まで、手の指でつまんでグルグル回す。これらをお風呂の中でやると、より効果的です。


趣味
       
 自分の仕事とは違う分野の趣味を持つと、脳に新たなニューロンの連絡網ができ、脳の活動が高まります。特に指先を動かすことは、脳の広い分野を刺激するので、血流を増やし、脳の活性化に大きな役割を果たします。ピアノやバイオリンなどの楽器を弾く、編み物や刺しゅうなどの手芸、ガーデニングなど、指先を使う趣味を持って、精神をリラックスさせ、楽しみながら脳をイキイキとさせましょう。


知っていましたか?こんな脳の話。

脳を疲れさせる現代の社会環境の中で、食べ物や日常の時間の使い方など、
自分の脳にとってどんな生活習慣がよいのか、判断するのは自分自身です。
体の健康だけでなく、脳を活性化させる生活を考えてみませんか?


動物の脳のエネルギーは?
         
 草食動物は、草などに含まれるデンプンまたはセルロースからブドウ糖を摂取しています。肉食動物は、肉の中に含まれているグリコーゲンをブドウ糖に変えて、脳のエネルギーとしています。


赤ちゃんは何故たくさん寝るの?
       
 赤ちゃんの眠りの多くが、夢を見ながら寝ているレム睡眠の状態です。この状態の時に、脳は入ってきた情報を整理し、記憶します。だから、新しい経験ばかりで情報のインプットが多い赤ちゃんは、よく眠るのです。


脳の情報はどれくらいで伝わるの?
      
 血液は心臓から出て体をめぐり、また心臓に戻るまでに平均約20秒かかります。それに比べて脳は、足元から脳まで情報が伝わるのに、たった0.01秒という驚異のスピードです。


脳は何でできているの?
      
 脳の70%は脂肪、残りの大部分はタンパク質でできています。脳の神経は電気的な信号で情報を伝えるので、神経の束は漏電防止のために電気を通さない脂肪によって包まれ、保護されているのです。


砂糖は100%植物性!
        
 砂糖は、サトウキビやサトウダイコンから作られた100%天然の食品です。サトウキビはイネ科の植物で鹿児島県や沖縄県が生産地。サトウダイコンはホウレン草の仲間で、北海道が生産地です。サトウキビは3m以上になる茎に、サトウダイコンは大根のように太くなる根に糖分を蓄えます。水・空気・太陽エネルギーを使って蓄えた『甘さ』を結晶にした砂糖は、自然の恵みいっぱいのエネルギー源なのです。