――有孔虫の化石 其ノ壱――
有孔虫ははるか昔、約5億年前からいる生き物だそうです。
5億年という長い時間では環境の変化なんてものは何度もあったのでしょう。
その変化に耐え、対応するために有孔虫は進化していきました。
そして種類も増えました。
その化石が今に残っています。
有孔虫の化石で有名なのがフズリナ(紡錘虫)です。
形はラグビーボールのような形が一般的です。
大きさは数ミリから数十ミリ。
フズリナは古生代後期の石炭紀〜ペルム紀に繁栄し、末に絶滅したそうです。
フズリナの種類なのですが、約5000種類もあるのだとか。
フズリナは石灰岩などの中からとれます。しかし、フズリナの固体のみがそのままとれるということは
あまりありません。
石灰岩などの断面からフズリナの一部が見えているというものが多いようです。

写真のものは、石灰岩の断面からフズリナの内部が見えているものです。
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