――有孔虫の生活――

nanikore
有孔虫の殻の写真です。

有孔虫というものは、大まかに二つに分けることが出来ます。
一つは浮遊性です。海水中を漂いながら生活をしています。
もう一つは底生(底棲)です。岩や海藻、砂の上などで生活をしています。

浮遊性と、底生性とでは殻のつくりが違います。
浮遊性は底生性に比べぼこぼことしています。
細胞の一部などを、棘のように伸ばして海水中を漂ってるのだそうです。
つまり、タンポポの綿毛が風に乗り空中を漂うのと同じ様に、 浮遊性有孔虫は海流などに乗り海水中を漂っていると言うことでしょうか。

餌は主にプランクトンや有機物です。
しかし、有孔虫は餌をとる以外に光によってエネルギーを作り出すことができるのです。
もちろん動物である有孔虫にそんなことができるはずも無く、実は微細な藻類、つまり植物プランクトンの一種を共生させています。
体内で植物プランクトンを飼い、光によって植物プランクトンが作り出したエネルギーを有孔虫が使います。
これはサンゴなども同じです。

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