未来の日本はもしかしたら、8月も梅雨?
地球温暖化が進むと梅雨明けが遅れ、日照不足に悩まされた今年の夏のようになるかもしれない…。
気象庁気象研究所で次のような結果がでた。
「東日本では5〜10日、西日本では南西諸島では1ヶ月近くも遅くなり、梅雨が明けないまま立秋(今年は8/8)を迎える可能性がある」
推定の仕方
平均気温が約2度上がると予測されている2071年〜2100年の気象の動きをコンピューター上で計算
90年まで30年間の梅雨の状況と比較した
しかし…梅雨前線の動向は予測できないため、降水量の変化で梅雨期を推定した。
その結果
・九州付近から東北までの梅雨入りは平均すると、6月後半ごろ
・平均なら梅雨が明けている7月中旬〜下旬の1日降水量は1mm増
・ 〃 8月も0.5mmほど増えて、梅雨明けが遅れる。
→西日本から南西諸島の増え方が目立った。
気象庁気象研究所によると、温暖化により海面水温や大気の循環が変化。
7月下旬に太平洋高気圧の縁を回る空気が合流する場所がフィリピンの東海上から日本付近に移り、
日本に運ばれてくる水蒸気が増えるという。
今年は東北の梅雨明けが特定されず、東北を中心に各地で日照不足が続く
農作物が不作になるなどの影響があった。
名古屋大学地球水循環研究センターは
「この数十年で梅雨前線が活発化して雨量が増えている。原因が温暖化だとすると、
今後、さらに活発になる可能性はある。
結論を出すには、梅雨前線の動向を解析する必要がある」そうです。