おんこの木について。

アイヌの間では、脚気という病気が流行していました。
この予防に適していたと言われるのが、このおんこの木です。
アイヌの女性たちは、日常で必要な道具を作りながら、
彫って出てきた粕を子供にしゃぶらせました。

皿、箸、生活に必要な物に関して。
彫り方について、親が子供へ教えることは少ないそうです。
何故なら、子供は親の彫ってる姿を目で見て覚えてしまいます。
それらを真似することによって、
色々な物を彫ることが出来るようになっていくそうです。

彫り物技術の高度さは、お土産屋に売っている熊などを見ればわかります。
私達がもっとも驚いたのは、一本の木で鎖を彫る事でした。


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