残念!!!
答えは、「イ」なんだよ。



松前家は、江戸時代になるずっと前から松前周辺の支配者でした。
江戸時代に最初の松前藩主となった人は、その時代の動きをよく見ていて、
みずから豊臣秀吉や徳川家康のところに出かけて、その領地と従来のやり方を
認めてもらうことに成功したのです。
 徳川家康が初代の松前藩主に与えた認可状には次のように書いてありました。

「一、諸国より松前へ出入りの者ども、松前藩主にことわらずにアイヌ人と
 直接商売することは許されない。
 一、松前藩主に無断で渡海させて売買させる者は、訴えさせる。
   付け足し。アイヌ人は、どこへ行き来しても、その勝手にさせること。
 一、アイヌ人に対して、道理に合わないことを言うことは、堅く禁止する。
 以上のことに違反する者は、厳しく罰するものとする。

 慶長9年正月  〔黒印〕松前殿へ」

 つまり、家康は松前藩へ、アイヌ人に干渉させないようにしていたのです。


ススム