これでクイズはおしまいだ。
お疲れだったぞ。


最後に、江戸時代から明治初期に松前藩や北海道に行ってアイヌの人々と接触した
旅行者たちのアイヌ人に対する全体的な印象を見てみましょう。

まずは、平秩東作(へずつとうさく、1726〜89)という江戸の隠居身分の商人で、
狂歌師として有名だった人です。この人が1783年に松前に渡ったときの旅行記
「東遊記」には

「昨今年の飢饉(ききん)に、蝦夷地に近い所の日本人の民家が飢えれば、飢えに
及んだ所に蝦夷人が来て、鹿を捕らえて養いつかわした。子供など養いかねて困っ
ている所を、とかくして育みくれたこともあるという。いつも蝦夷を嫌って追い払う
ようにしていた者も、その力によって助かった者もいる。」

と書いてあります。




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