色素とは

 人間の目にはいろいろな色があります。
ところで目の色とはいったいなんでしょうか。
それは目の「虹彩」といわれる場所の色なのです。それを一般的に瞳の色と呼んでいます。
 その虹彩は目に入ってくる光の量を調節する役割があります。
その瞳の色、虹彩の色を決めるものはその中の「メラニン色素」の量によるのです。

 このメラニン色素は、目以外にも肌の表面や髪の毛にも多く存在し、
太陽光線に含まれる有害な紫外線などから私たちを守ってくれている大切な色素なのです。
 そして、虹彩内のメラニン色素の量は風土民族などによって異なります。
太陽光の強い国では紫外線の吸収を防止するために、
虹彩内にメラニン色素が大量に蓄積され黒色や茶褐色の瞳になり、
反対に太陽光線が弱く日光の照射率が低い国では虹彩内のメラニン色素の量が少なく、 茶色や青色の瞳になるといわれています。