震度とマグニチュード


出所: NHKボランティアネット (株)エコクリエイト三共


震度、それは揺れの大きさをあらわす単位。
マグニチュード、それは地震の大きさをあらわす単位。
言葉のあやですね。

基礎知識/地震の原理/震度とマグニチュード
Q:震度とマグニチュード(以下M)の違いを詳しく述べたのは?
A:震度が表すのはその地点での揺れ幅の事だ 正否・回答
文字にマウスカーソルを合わせるとここに答えが表示されます。
B:Mが表すのは地震でおこった被害状況の事だ
C:震度が表すのは地震そのものの大きさの事だ
D:Mが表すのは地震で発生した地震波の量の事だ




震度はどうやって決められるのか?

なんと!昔は、地震測定する人の気分によって決められていたのです。
だから、ほとんどアテにならないものだったのです。
本当ですよ。豆知識にしかならないでしょうが。
今では観測用地震計で、揺れの大きさを測って決められています。

震度の大きさの定義はこんなものです。
震度0常にですが揺れています。人が感じないほどですが。
地震計でわずかに解る大きさ。
震度1たまに起こる地震。
止まっていたり、注意深い人のみ解る程度の大きさ。
震度2起きている人なら気づく地震。
わずかに物が揺れるのが解る程度。
震度3物が大きく揺れ、ガタガタ音をなす。
家も揺れ、人が不安になってくる。
震度4家が大きく揺れ、物が倒れたりする。
人々が外へと逃げでる位の地震。
震度5弱
震度5強
壁に亀裂が入り、重いものも倒れる。
石でできたものが壊れる位の大きな地震。
震度6弱
震度6強
多くの家が倒壊する。
大地震といえる地震。
震度7とても多くの家が倒壊する。
一定割合以上の家屋が倒壊している。
震度について見たい方はこちら



マグニチュードの大きさ

マグニチュードというのは地震の大きさです。
実際に人が体感しているのではなく、地震の大きさを表します。
これについては、M1で×32倍の威力が定められていて、
M1上がる→×32倍
M2上がる→×約1000倍
と、なるわけです。



震度とM、何が違うのか

上の説明では解りにくすぎですよね。
軽く説明すると、
マグニチュードは、地震のエネルギーです。
震度というのは(地表の)揺れの大きさです。
つまり、地震そのものの大きさ:マグニチュード
地表で実際に揺れている大きさ:震度

なのです。
よって、地盤や震源地からの距離で
各地の震度は左右されてしまいます。



考察:
何故マグニチュードと震度があるのか気になったこともありますが、
雪国で雪を指す語が細かい種類でいくつもあるように、
地震に用いられる単位の種類があってもおかしくはないのですよね。
ただ、一方漢字で一方カタカナですが「震度≠M」であることにも注意です。


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