初めてできた国旗
一枚の布とそれを結びつける竿からなる旗のスタイルは、
今から約3000年前、古代中国で始まったものです。 その習慣は、のちにアラブ人によってヨーロッパにもたらされました。 家柄のアピールなどに使われていた旗が現在のように国旗となり、 国民の意識をまとめるシンボルへと変わったのはフランスの国旗が作られてからです。 国王による専制政治を廃止し、人々が自由と平等を勝ち取った 1789年のフランス革命によって生まれたフランスの国旗、"三色旗"が始まりです。 ■□国旗が出来て・・・□■ 今となってはオリンピックなどでしか見かける機会が なくなった国旗ですが、日の丸が出来た当初は、船を出す時は 必ず国旗を掲げなければならないという決まりがありました。 また、他国との貿易が始まり、もちろん出かける舟には国旗が 掲揚されました。 そのため、国旗を持つ国が多くなり、"国旗が無いのは 国の恥"と考える国も出てきました。 そのため、韓国では、1882年の 日本との外交交渉の際、日本に向かっていた特使が国旗の必要性を 痛感し、急遽船上で考案するという出来事もありました。 |