太陰暦

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[日本]

太陰暦は、月(太陰)の満ち欠けを基準にして作られている暦法で、陰暦ともいいます。
太陽暦の1年(回帰年)はおよそ365.25日です。
太陰暦でこれに近いのは12か月(約354日)なので、12か月を以て1年とします。
太陰暦の1年は太陽暦よりも約11日短いです。

純粋な太陰暦は1年の長さが1回帰年よりも短いため、暦と実際の季節とがずれてゆきます。
これを解消するために閏【うるう】月を適宜挿入することで、暦を調整するのが 太陰太陽暦です。
太陰太陽暦を広義の太陰暦に含める場合もあって、狭義の太陰暦を純粋太陰暦と呼ぶこともあります。

現在、公式の暦として使われている太陰暦はヒジュラ暦のみです。

太陰暦は月の運行を元にはしていますが、1年を1回帰年の長さに近い12か月としている点でわずかに太陽暦の性格を持ちます。
逆に、太陽暦で1か月を約30日としているのは太陰暦の名残りと考えられています。

●○国旗への用いられ方○●
日本の国旗”日の丸”は、太陰暦から太陽暦に変わった事を記念して掲揚されました。