〇知覚表象システム

目的]これは、脳による記憶でやった知覚表象システム(プライミング)を確かめます。


方法]5枚の紙に書かれた5つの単語を、20秒間見せる⇒ほかの単語5個を加えた虫食い単語問題を解いてもらう(60秒間)



結果]初めに見せた5個の単語をA、それ以外の5個の単語をBとします。

先生・男先生・女中学生・男中学生・女
4.3/5個4.5/54.0/54.6/5
2.6/5個3.4/53.4/53.2/5


※グラフは100%換算にしてあります。
◎Aの結果は、男女・中学生、先生ともに4/5以上となった。
◎Bの結果は、男女・中学生、先生ともに4/5以下になった。



分析1]
初めに見せた単語5個は、覚えようとは思わずに見ていただけの人が多かったようです。しかし、いざ虫食い問題をとこうとすると、Aの単語が出てきやすいという現象『知覚表象システム』がおきました。だから、ほかの単語BよりAの方が正解率が高いのです。


分析2]
虫食い問題の“さ□□んき”というところで知覚表象システムの現象だと“さつじんき”がはいるのですが、“さいだんき“という回答が先生の男女から多かったです。
これは、先生が紙を切るときによく裁断機を使っているから、頭に単語が保存されて出てきやすいのではないかと考えられます。

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