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昔、猟師の1群が遠い国まで狩りに出かけて道に迷ってしまいました。
かしらは会議を開き神々に生けにえをささげて、村の方角を教えてくれるように祈りました。
そしてたき火の周りで踊っていると、どこからともなく1人の子供が現れました。目のキラキラ光る子供で、
「おれは北の星の精だ。お前達の村はここから遠い遠い北にある。おれのあとについて来るがいい。」といいました。
猟師たちが喜んで子供の後についていくと、ついに村にたどり着きました。
そこで再び会議を開き、その北の星を「いつも動かぬ星」と名づけることにしました。
そしてその
猟師たちが死ぬと、空に昇って行って星になりました。それがいまでも北極星について行くように回っているといいます。
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