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天の川の東の岸に美しい女性がいました。 王帝の娘で名を織女といい、父の言い付けで1日中ハタを織っていました。 そのため織女には、化粧をする暇もありませんでした。
父はさすがにふびんに思って、
娘を牽牛という若者に引き合わせました。
すると織女は新婚生活の楽しさにおぼれてしまい、ハタを織ることを怠ってしまいました。 これに父は腹をたて、娘を連れ帰り1年に1度だけ牽牛と会うことを許しました。
その日が7月7日で、もし雨が
降れば天の川の水かさが増すので渡ることが出来ず、2人は川を隔てて思いをかわす他ありませんでした。
それを見かねたカササギの鳥が、川の中に翼を並べて橋となり織女を渡してやるといわれています。
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