<ギリシャ>
大空をめぐるおおぐまの親子


カリスト(アルテミスの侍女)が、ゼウスの子を身ごもっていることを知った アルテミスは、ひどく怒って呪いの言葉をあびせかけました。

するとカリストの両うでには荒い毛がはえ、爪はとがって
獣の爪に変わり、花のようなくちびるも深くさけて獣の両あごとなり、 悲しげに泣き叫ぶ声も熊の吠え声になってしまいました。

大神ゼウスはふびんに思い、カリストをおおぐまに、 その子をこぐま座の姿に変え、
カリストと共に星座として北の空にすえました。

大神の后 ヘラはねたみ深く、カリスト親子が幸せになったのを見ると 我慢が出来ませんでした。そこでユノはカリスト親子の星を、海に入って休むことができないように、たえず北の空をめぐらせたのです。



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おおぐま












<ギリシャ>
大神ゼウスの乳母


ゼウスの父クロノスは子供が生まれると、
その子を丸呑みにしてしまいました。

しかしゼウスの時だけは、母が石をゼウスに見立てて
クロノスをあざむきました。そのおかげでゼウスは救われて
島に連れて行かれ、イーダー山のほら穴で2匹の熊に育てられました。

その功績がたたえられ、その熊は星座になることができたのです。




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