<ギリシャ>
正義の女神


おとめ座は、大神ゼウスと女神テミスの子供で、正義の女神アストレアです。

銀時代に入ると、人間は強者が弱者を虐げはじめました。
神々はそんな人間にあいそをつかして天上へ引き上げて行ったのですが、
アストレアだけはまだ望みを捨てず、人間界にふみとどまって正義の道を説いていました。

しかし、次の銅の時代が来ると、人間の嘘や暴力が悪化してきました。
さすがの女神もついに耐えられなくなって、白いつばさを羽ばたき、天上高くかけ去って黄道に座をかまえました。

それが今のおとめ座です。




<< もどる

つばさ つばさ
















<ギリシャ>
農業の女神


おとめ座は農業の女神デメテルであるともいわれています。
デメテルのおとめ座像は、麦の穂を持つ女神の姿です。

デメテルは「地の母」と呼ばれ、この世の植物、穀物、果実その他、大地からのび出るものはすべてこの女神の恵みにより栄えていました。

野の草花も、遊ぶ子羊や幼子たちにも、女神のやさしい眼がとどいていました。




<< もどる