光ファイバーは、簡単に言うと、光を伝えるための管のことです。太さは髪の毛ぐらいです。
光ファイバーの構造としくみ
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今までの、電話やインターネットなどの通信の手段には電波が用いられていました。しかし、これでは電気抵抗が発生し、数kmほどで信号がなくなってしまっていました。しかし、光ファイバーで信号が衰えることは少なく、周波数もはるかに高い(※30THz)ので、大容量の情報を、より安定に送ることができます。
また、光ファイバーは、屈折率の異なるコア(核)とクラッド(鞘)という二つの素材によるの二重構造になっており、クラッドよりもコアの屈折率を高くして、光を中に閉じ込められます。
光ファイバーでは、電気信号をレーザー光線を使って光信号に変換して通信を行います。
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光ファイバーは、主にプラスチックとガラス管でできているものの二つがあります。
プラスチック製光ファイバー
短距離での通信・伝送によく利用されます。また、プラスチックでできているため軽く、安価で、曲げることができます。
石英ガラス(シリカガラス)製光ファイバー
耐熱性に優れているため、そのためプラスチック製のものと比べ透明度が高く、伝送のための損失が少なく、
長距離の伝送にも向いているのが特徴です。
しかし素材が特殊なので、プラスチックに比べて高価で重いのが欠点です。
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