
鏡のような絵の縦と横の長さをよく見比べてみると、縦の線のほうが横の
線より長く見える錯覚に、全体では他の錯覚に比べては少な目の、60%
近くの人が陥ってしまいました!

先程の「長さの違う矢印」でも、全体の錯覚に陥った人数は60%近かっ
たので、やはりこの結果からも男女問わず矢印の錯覚を見破るのが得意
だといえそうです。
また、男子は26%つまり4分の1が同じ長さだと気付き、優秀でした。
この錯覚を男女別に集計して面白かったことは、もし錯覚を引き起こして
いたなら短く見えるはずの横の長さを、長いと答えた人が意外と多く、男
子は20%、女子は14%という結果が出たことです。
どちらにしても、全体の円グラフの、どちらも同じと気付いた人が20%も
いることから、直線の長短に関する錯覚図はみんな錯覚に陥りにくいとい
うことがいえます。
☆分かったこと☆
◎「長さの違う矢印」と同じく、このアンケート結果からも、男女問わず
線の錯覚図の方が錯覚に陥りにくいといえる。
◎同じ大きさだと気付いた率が、全体、男女別の結果とも高く、優秀。
◎男子は、女子に比べ、もし錯覚に陥っていたならば短く見えたはず
の直線を、どちらかというと長いと答えた。