ピアノの歴史について
チェンバロはある程度【ていど】の音量【おんりょう】はありましたが、
ペダルで何段階【なんだんかい】かの強弱を出せる他は自由に強弱【きょうじゃく】を演奏することが難しかったそうです。
(強弱を付けているように聴【き】かせる演奏技術【えんそうぎじゅつ】はあった)
クラヴィコードは強弱が自由に付けられたが、音量があまりなく、ある程度以上の広さの空間【くうかん】で演奏することができませんでした。
そこで、クラヴィコードに音量を与えるため、より弦に張力【ちょうりょく】を与え、
その張力に耐【た】えるフレームを用意して、チェンバロとクラヴィコードの両方の欠点をなくしたものが、ピアノになりました。
補足用語
クラヴィコード:アコースティックな鍵盤楽器はピアノだが、
発明以前【はつめいいぜん】にはハープシコード(チェンバロ)とクラヴィコード、そしてオルガンの3種類があった。
アコースティック:音の響【ひび】き