博士;ん〜、辛い(からい)けど、うまいのぉ〜。

太郎君;なに食べてるの??

博士;おぉ、キムチを食べてたんじゃよ♪

太郎君;う〜…。キムチって辛いよ…?!

博士;それがいいんじゃよ!!
   そうじゃ、太郎!!味覚の種類はいくつだと思う??

太郎君;へ??いきなりどうしたの??
    えっとね、甘いの、すっぱいの、おいしいの、
        しょっぱいの、にがいの、あと、から・・・

博士;ちょーーーーと待った!!!!!!!!!

太郎君;ハ??

博士;今、「からいの」って言おうとしたじゃろ!!!???

太郎君;うん、当たり前じゃん!!
    だって、辛味(からみ)って言うじゃん?!

博士;そこなんじゃよ。
   実はな、辛味は「味覚の基礎味(きそあじ)」
      と呼ばれるものの中には入っていないんじゃよ。

太郎君;ミカクノキソアジ??

博士;そう、味覚の基礎味。意味はわかるな??
   人間が感じる味の基本(きほん)となるものじゃ。

太郎君;うん、なんとなくだけど、わかるよ♪

博士;よかった、よかった。
   味覚とよばれるもんは、大きく言って、
      味細胞(あじさいぼう)で感じるものなんじゃが、
   辛味は舌が刺激(しげき)されて、
     「痛い!!!!」って言う信号を送ることで感じるんじゃ!

太郎君;へぇ〜!!
    じゃぁ普通の味覚とは仕組みが違うから、なんとも言えないんだね。

博士;そういうことじゃ…。味覚とは奥が深いものなんじゃよ。

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