「おーい!!」
河童が人魚の方に向かって、手を振りながら叫びました。
人魚は2人の方へ向かって、手を振り返してくれました。
ユウタも、手を振ってみました。

勢いよく岩から海へ、人魚が飛び込みました。
滑らかにこちらへ泳いできます。

「おいら、こういう泳ぎの巧い姉さんが好みなんだわ…」
「やっぱり、綺麗な海には美人な人魚だな…」
河童は照れながら、小さく呟きました。