座敷わらし座敷わらし

子供の姿をした妖怪で、東北地方の古い家の、天井裏や古い土蔵の中に住んでいます。

座敷わらしが住みついた家は大変裕福になりますが、これが逃げ出すと家運が傾くといわれます。
顔は赤みがかかっていて、赤い服が好きだといいます。
性格はかなり自分勝手で、夜中に枕を動かしたり、つんだ食器をくずしたりといたずら好きです。

子供には姿が見え、大人には姿が見えないといわれますが、まれに住みついた家の人間には見えます。
その姿が見えたときはたいがい、座敷わらしがその家を出て行く時です。

東北地方には、貧しい家が新生児を間引いて屋内に埋める風習があります。
そうして家計を立て直す…という事柄が、この妖怪の背景にあると思われます。