ユウタと河童は、砂浜へやってきました。
海の水面がキラキラと輝いています。

河童が海にある岩の方を指しながら言いました。
「あそこに、岩が見えるだろ?」

「うん。誰か、人がいるね。」
岩には、身体の下半分が魚になった女の人がいました。

ユウタは目を輝かせながら言いました。
「もしかして、人魚!?」
「そうだそうだ。これが人魚だ。」