ユウタはいつもと同じように、おばあさんの家へと入っていきました。
ただいまという元気な声が、家の外まで聞こえてきます。

河童は、ユウタの入っていった家の戸を見つめていました。
「おいら、すんごく楽しかったよ。本当に、本当に、楽しかったんだよ」

「……さよならだ」
河童は涙を拭って、川へと帰っていきました。