ら |
来迎図 |
平安中期に浄土信仰によって生まれた仏画です。阿弥陀如来が西方浄土から衆生済度のために人間界に下ってくるという仏教思想を絵に表したものです。 |
楽焼き |
800℃ぐらいの低い温度で焼成する焼き物です。桃山時代から始まり,茶器が多く残されています。 |
ラフスケッチ |
アイデアを練る際に思いついたことを大ざっぱに紙に描きとめたスケッチのこと。 |
り |
離型剤 |
※ はく離剤の項を参照のこと。 |
リズム |
構成美の要素のひとつ。
形や色が規則的に変化(強弱や大小,明暗など)し,それが繰り返されることでそこに美しさが感じられる構成。 |
リトグラフ |
平らな石版の面にインクのつく部分とつかない部分を作って刷る版画で,平版の一種です。水と油の反発する原理を利用しています。アルミニウム板や亜鉛版なども使われます。 |
量感 |
容積や重量の感じのことです。絵や彫刻では重視されます。 |
臨画 |
手本を見て,それを模写した絵のことです。明治初期の美術教育ではこれを盛んに行いました。 |
淋派 |
江戸時代の尾形光琳の様式を継承した人たちの絵を総称した言葉です。 |
る |
類似色 |
色相で似ているもの同士や,色相環上においてある色を中心にその近くにある色の呼び名です。長所としてまとまりのある落ち着いて感じを作ることができますが,短所としてメリハリに欠けた感じになるために,明度や彩度を変えるなどの工夫をするとよいでしょう。 |
れ |
レイアウト |
文字や挿し絵,写真などの配置のこと。ポスター制作などでは,見やすく印象的な方法を考える必要がある。 |
礼拝 |
新仏などを拝むこと。 |
レタリング |
代表的な字体は明朝体とゴシック体です。明朝体は明の時代に筆で書いた文字を様式化したものです。ゴシック体は刷毛で描いた文字を様式化したものです。それぞれに技法や用途に特徴があります。 |
レリーフ |
浮き彫りのこと。
エジプトの彫刻は沈め彫りでつくられているのに対して,ギリシャの彫刻は絵の部分が膨らみを持つようにつくられている。
対象物の距離を圧縮して,凹凸を表現した技法。硬貨などにも表現されている。 |
レンダリング |
完成予想図。商品などで,完成する前に想像して描いたもの。 |
ろ |
ロゼッタストーン |
1799年にナポレオンがエジプト遠征を行った際に発見したものです。ヒエログリフと呼ばれる象形文字に並んで,デモティックというエジプト文字とギリシャ文字が並んでいました。これは紀元前196年にプトレマイオス5世に捧げられた文章でしたが,3つの言葉で書き記されていたために,これによってヒエログリフの解読に成功しました。23年の後,解読を成功させたのはフランスの言語学者,シャンポリオンです。大英博物館に保存されています。 |
ロココ |
優美で官能的な絵画様式。 |
ロマネスク様式 |
「ローマ風」という意味です。この頃に封建制度が確立していきます。この時代の教会建築は一般に重厚な石壁と暗い内部空間が特徴です。壁や柱が石で作られたために非常に重たくなり,窓を大きく開けることができませんでした。逆に薄暗くてたいまつを炊かなければならない空間が,祈りを捧げる場所にふさわしい雰囲気を作り出したのです。 |