日本では、昔から温泉が活用されてきた。
利用のされ方はさまざまですが、大きく３つに分けることができる。

１．疲労を回復させるための「休養」
２．健康を保持し、病気を予防する「保養」
３．病気の治療をする「療養」
　これを「温泉の三養」と呼ぶ。

温泉中のガスやイオンが皮膚から吸収され、血液に入って全身にいきわたり、皮膚、皮下組織、筋肉などの細胞に作用すると同時に、神経系にも作用する。この作用が温泉のもっとも基本的な効能となる。

体内に吸収された温泉成分の刺激や、反復して温泉に入浴することによって受ける刺激によって、神経系統の調整や内分泌機能を調節する作用がある。

普段と違うところに来たことにより気分転換ができ、日常生活でたまったストレスを解消することができる。また、温泉地の自然環境などがが身体によい影響を及ぼす作用がある。

このように温泉の効果は「温泉そのものの効果」
転地・気候などの「環境による効果」
そして、食事や運動などの「総合効果」として現れるものである。

規則正しい食事や栄養のバランス、そして健康状態や年齢に応じた適切な運動などが身体によい影響を及ぼす。