日本温泉協会に「天然温泉」と認められると、天然温泉マークが発行される。
平成17年４月から、本格的な新天然温泉表示看板がスタートするので、
是非覚えておこう。

これは「天然温泉表示マーク」(図１)という。一時期の地図、広告、看板などに温泉を表すマークとして描かれていたが、戦後、風俗営業施設などに乱用されだし、本来のマークとしてまぎらわしくなってしまったため、昭和５１年に日本温泉協会が制定した。

日本温泉協会は、温泉がこれからもより良く、そしてたくさんの人から愛され続けるために、試行錯誤している。

「天然温泉表示マーク」の制定に合わせて作られた。
「天然温泉表示看板」(図２)は、旅館・ホテル・公衆浴場などの温泉が、温泉法の規定により、利用許可を受けた天然の温泉であることを表示するものである。

平成１３年１月６日、省庁再編成が実施され、環境庁は環境省、運輸省は国土交通省となった。それを受け、図２の発行を見合わせ、「天然温泉表示制度」の見直しを実施した。天然温泉が施設でどのように利用されているのか、情報公開も視野に入れ、平成１５年４月に試験的に発行された。試験期間は１７年３月末で終了し、平成１７年５月から「新天然温泉表示看板」(図３)がスタートする。