今回大事なのは「二つの情報」からどちらを選ぶかである。
まず、盤の方だとどうなるか考えてみよう。
盤の方だと、「1一=あ」というように決めても、どの順番で読むかは決めることができない。
よって、盤の可能性は低いと考えていいだろう。
では、棋譜ということになる。
棋譜の場合「1一龍」のように算用数字、漢用数字、駒となっている。
ということは、算用数字と漢用数字で表が作れる。
次に、どこが使われているかを調べる。
9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
一 | |||||||||
二 | |||||||||
三 | |||||||||
四 | |||||||||
五 | |||||||||
六 | |||||||||
七 | |||||||||
八 | |||||||||
九 |
すると、右上のようになる。
これで読んでみる。
すると、「せしなけしゅへかのぃそは」となり、意味が分からない。
この時、少しだけ通じない部分があるのなら小文字の位置などが違うだけなのだが、今回は完全に意味が通じない。
よって、表が根本的に違うと言うことになる。
しかし、二〜七の範囲であることは正しいはずである。
そこで、今度は小文字を二に置いて、三から始めて見る。
9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
一 | |||||||||
ょ | ゅ | ゃ | っ | ぉ | ぇ | ぅ | ぃ | ぁ | 二 |
け | く | き | か | お | え | う | い | あ | 三 |
つ | ち | た | そ | せ | す | し | さ | こ | 四 |
ひ | は | の | ね | ぬ | に | な | と | て | 五 |
や | も | め | む | み | ま | ほ | へ | ふ | 六 |
を | わ | ろ | れ | る | り | ら | よ | ゆ | 七 |
ん | 八 | ||||||||
九 |
左のようになる。
ここから、二〜七の範囲だと分かる。
そのため、1二が「あ」に来るように表を作り始めることにする。
すると、このようになる。
これで読んでみる。
「おうしょうをとったらかち」
読めるので、これが答えだと分かる。
9 | 8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | |
一 | |||||||||
け | く | き | か | お | え | う | い | あ | 二 |
つ | ち | た | そ | せ | す | し | さ | こ | 三 |
ひ | は | の | ね | ぬ | に | な | と | て | 四 |
や | も | め | む | み | ま | ほ | へ | ふ | 五 |
を | わ | ろ | れ | る | り | ら | よ | ゆ | 六 |
ゅ | ゃ | っ | ぉ | ぇ | ぅ | ぃ | ぁ | ん | 七 |
ょ | 八 | ||||||||
九 |