| 牡丹色 ぼたんいろ |
#C3518F | 牡丹の花びらの重なりの間にみられるような赤紫色からつけられた色名。 平安時代の十二単衣にもこの色が使われていた。 |
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| 躑躅色 つつじいろ |
#D63973 | 躑躅色はアカツツジの花の色に由来する。 襲の色目にも躑躅襲があり、表は蘇芳か白、裏は萌葱または紅という。 牡丹色と同じように春の色とされていた。 |
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| 紅 くれない |
#BF3953 | 日本では赤の基本色名「赤」だが漢字の本家中国では「紅」と表記。 本来は白糸を茜の染め汁に漬けた色だったとされる。 その後、紅花染料の色が「紅」のイメージになった。 |
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| 緋色 ひいろ |
#CB3A11 | 茜染めは赤だけでなく、橙色や黄色にかけて様々な濃淡の色を作ることができる。 その中でも最も鮮やか目の醒める赤色である。 |
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| 猩々緋 しょうじょうひ |
#D83502 | 戦国武将が愛用した陣羽織によく見られる。 由来はショウジョウ(猩々)の血で染めたという伝説から。 |
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| 朱色 しゅいろ |
#E44A24 | 鉱山性顔料の朱も大昔から知られていた黄味赤の代表的な色名。 朱は水銀の硫化物のことを指す。 |
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| 辰砂 しんしゃ |
#DB7B68 | 天然産の硫化水銀の原産は朱砂、真朱といわれ、得に中国辰州産のものが有名であった。 このことから辰砂という名でよく知られている。 |
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| 蘇芳 すおう |
#8B3F49 | 蘇芳は、熱帯産のマメ科植物の心材や実を煎じて作られる。 媒染剤によってやや違いはあるものの、蘇芳色は得に濃い紫色寄りの赤である。 |
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| 葡萄色 えびいろ |
#530C21 | エビカズラという山葡萄の一種の熟した実のような色とされているが、エビカズラで染めるわけではなく、紫草を使って染める。 | |
| 茜色 あかねいろ |
#970032 | 茜染めの最も鮮やかな赤を緋色というのに対し、濃い赤を茜色という。 媒染剤によって緋色、茜色、さらに橙や黄色に近い色に染めることができる。 |
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| 臙脂色 えんじいろ |
#950032 | 南洋産のラックムシという昆虫の分泌液を、綿に染み込ませて乾燥させることにより生臙脂色とい材料にし、それを再び水にとかして精製することで得られる色。 | |
| 檜皮色 ひわだいろ |
#673E34 | こげ茶に近い、暗い赤色を昔から檜皮色と呼んでいた。 ヒノキの皮のような色、またその皮を染料として染めた色とも言われる。 |
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| 退紅 たいこう |
#DD8A84 | 万葉の時代から日本人の先祖はピンク系の色を紅のさめた色、退紅、あるいは薄紅と呼んでいた。 染色の濃淡による身分の意識があったため、どうしても紅の色が意識されていた。 |
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| 撫子 なでしこ |
#ED9FA5 | 外国のピンクに似ている色が撫子色である。 撫子の花の色から由来している。 撫子襲という種類もあり、表は紅、裏は青とされた。 |
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| 今様色 いまよういろ |
#BE4F59 | 紅花で染められた、当時の流行色ということでつけられた色名。 この時代から現代まで、親しみやすい色とされている。 |
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| 紅梅色 こうばいいろ |
#ED999F | 撫子色よりやや明るい鮮やかなピンクが紅梅色。 王朝文学にも紅梅色は美しい日本の色の代表として、しばしば登場する。 |
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| 桃色 ももいろ |
#F08887 | 桃染めは兵士が着ていたという古い記録がある。 おそらく古代の桃色は、現代のピンクとはほど遠い色だったのではないかと思われる。 今では女性的イメージの最たる色。 |
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| 桜色 さくらいろ |
#FDE3E3 | 桜色は紅染めの最も淡い色であり、紅好きの当時の日本人にとっては軽蔑されがちなものだと思われるが、実際はピンク系の中で昔から最も愛好された色である。 | |
| 一斤染 いっこんぞめ |
#FFE8E2 | 布一斤を紅一斤によって染める色。 一斤染は、低い身分の人にはこの程度の色までしか許されていなかったという聴色(ゆるしいろ)の標準色だった。 |
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| 鴇色 ときいろ |
#F3A4B3 | 特別天然記念物トキの風切羽の色からつけられた色名。 トキの羽は昔から貴重なものとされていたが、この鳥は江戸時代までは多くの人が見知り、盛んに生殖していた。 |
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| 東雲色 しののめいろ |
#F4865E | 桜色や一斤染のような、ごく淡いピンクの近世の色名として、東雲色や曙色が挙げられる。 夜明けの光で空の色茜さす感じの、ほのかなピンクを表している。 |
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| 珊瑚色 さんごいろ |
#F28D88 | 黄がかったピンクを珊瑚色という。 赤い色の珊瑚は昔から人々が珍重するものだった。 英語のコーラルピンクと同じ、磨かれた珊瑚の色とされる。 |