ジャスミンの匂いはお茶に使われています。
ジャスミンの香りには、鎮静作用や抗うつ作用があり、アロマテラピーにも利用されています。
そんな効果を活かした実験があります。
お茶の葉25グラムに熱いお湯を1リットルを使って作ったジャスミン茶と、同じ濃度のラベンダーの香りと、ペパーミントのオイルを用意します。
そして、21歳〜36歳の人に連続暗算作業を行ってもらいます。
10分間の暗算の後、5分間それぞれの香りを嗅いでもらい、また10分間暗算してもらいます。
その結果比べてみると、ジャスミン茶の香りを嗅いだ後では、その前より合っている数が一割上昇したそうです。
この科学的な実験によって、ジャスミンの香りから鎮静作用が確かめられ、作業能率が高まることがわかったそうです。
ジャスミンのにおいの成分は「スカトール」という物質で、じつはウンチのにおいと同じ成分です。
どうしてジャスミンとウンチでは香りの違いがあるのでしょうか??
これは、においの濃度が高いか低いかという違いです。
つまり濃いスカトールは悪臭ですが、薄めていくとジャスミンのにおいになっていくということです。
濃度で大きく変わるにおいはいくつかありますが、スカトールはその中でも有名なものです。
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