調香師になるには、たくさんの訓練が必要です。
まず単品の香りをかたっぱしから嗅いで、多くの香りを覚えます。
100〜300種類程の香りを覚えなければならないそうです。
いろいろな香りをかいでいると、それだけたくさんの香りを分けられるようになるそうです。
これは、嗅覚の認識システムがよくなるということではありません。
香りの記憶量が増えるため、脳内で香りを区別する能力がよくなるということです。
単品の香りを覚えたら、ラベンダーのエキスや、バラのエキスといった混合物の香りを覚えます。
こうした訓練をした後で、いくつかの香りを組み合わせたらどのような香りができるのかについて学びます。
つまり調香師は、特別に嗅覚の感度が良いというわけではありません。
むしろ、たくさんの香りを記憶し、センスのいい香料をつくりだす能力が要求されています。
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