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ミズナキドリは、朝、巣から飛び出して夕方帰巣します。
そのとき、なんと自分の巣の上空で羽を閉じて落下してきます。
運が悪いと、途中の木の枝などに引っかかってしまうことがありますが、
ミズナキドリは、落ちたところからヨタヨタと歩いて巣に帰ってくるのです。
この行動がにおいによるものとして考えられる理由として、
まず、 この鳥は実験でも証明されているように、 非常に嗅覚が発達しているということが挙げられます。
そして、 巣に帰ってくるのは、
風が穏やかに吹いている日で、風が強すぎたり、まったく風のない日には帰ってこないのです。
仮に視覚に頼っているなら、こんな現象はおこらないはずです。
こんなことが起こるのは、巣のにおいを風がうまく運んできてくれるのを待っているからではないでしょうか?
風の状態によって帰ったり帰らなかったり…おもしろい鳥ですね。
巣を移動してみても、においで感じているなら帰ってくるのかどうか実験してみたいと思いました。
