アポロの歴史



製作国:アメリカ合衆国

1967/01/27
〜2/21
アポロ1号(打ち上げ予定だった)、地上での飛行前試験中に司令船内で出火。搭乗員(G.グリソム、E.ホワイト、R.チャフィー)が死亡。
1967/11/09 アポロ4号、3段のサターンVによる初の打ち上げ。司令船とサービス・モジュールを地球周回軌道上に打ち上げる。ロケットと宇宙船の適合性や、構造、熱遮蔽等の状態に関するデータ取得を実施した。無人。
1968/01/22 アポロ5号、アポロ着陸船の初の宇宙空間試験。上昇・降下のフェーズ、推進系の確認を実施すると共に、オペレーション再起動、構造、機器の特性などの試験を実施。無人。
1968/04/04 アポロ6号、有人飛行の宇宙船の最終的確認。サターンVにサービス・モジュール、司令船、着陸船の試験モデルを搭載して打ち上げ。ロケットと宇宙船の適合性、構造や熱等の設計確認、分離、誘導、コントロールを始めとする個別システムの確認のためのデータを取得。途中、振動のためロケットの外板が外れる、推進系の不調による投入軌道の変更(円が楕円に)等があったが、データ取得は終了した。無人。
1968/10/11 アポロ7号、アポロ計画初の有人飛行。サターンIBによる打ち上げで、着陸船は搭載されていない。地球周回軌道での性能確認。飛行時間約260時間、173周回を行った。 有人(W.シラー・Jr、D.アイゼル、W.カニンガム)。
1968/12/21 アポロ8号、アポロ計画初の有人月周回飛行。サターンVによる打ち上げで、着陸船は搭載されていない。飛行時間約147時間、月を10周回した。有人(F.ボーマン、J.ラベル、W.アンダース)。
1969/03/03 アポロ9号、アポロ計画初のフルセット(サービス・モジュール、司令船、着陸船)での打ち上げ。サターンIBで地球周回軌道への打ち上げ。飛行時間約241時間、地球を161周回した。乗員の移動、切り離し、ランデブー、ドッキング、宇宙遊泳(月面宇宙服の試験)を実施。有人(J.マクディビット、D.スコット、R.シュワイカート)。
1969/05/18 アポロ10号、アポロ計画初のフルセット(サービス・モジュール、司令船、着陸船)での月周回飛行。サターンVで打ち上げ、月近傍で着陸機の試験を実施。飛行時間約192時間。有人(T.スタフォード、J.ヤング、E.サーナン)。
1969/07/16 アポロ11号、アポロ計画初の月面軟着陸。サターンVで打ち上げ、7月20日16:17:40(日本時間7月21日5:17:40)に「静かの海」に人類初の有人月面着陸成功。21時間36分20秒の月面滞在(月面活動が2時間32分)を実施。22kgの月の石を持ち帰る。飛行時間約195時間。有人(N.アームストロング、M.コリンズ、E.オルドリン)。
1969/11/14 アポロ12号、サターンVで打ち上げ、「嵐の大洋」に着陸。31時間32分の月面滞在(月面活動が2回で約4時間)を実施。32.7kgの月の石とサーベイヤー3号のミラー等を持ち帰る。飛行時間約244時間。有人(C.コンラッド、R.ゴードン、A.ビーン)。
1970/04/11 アポロ13号、アポロ計画初の月への有人飛行中の事故。サターンVで打ち上げ、フラウマロ高地への着陸を狙ったが、発射後55時間54分後に酸素タンクが爆発、月着陸ミッションをあきらめ、月周回をして地球に帰還。飛行時間約143時間。有人(J.ラベル、J.スワイガート、F.ヘイズ)。
1971/01/31 アポロ14号、サターンVで打ち上げ、13号で到達しなかった、「フラウマロ高地」へ着陸。4時間を超える月面活動2回を含めて33時間30分の月面滞在を実施。42.75kgの月の石を持ち帰る。飛行時間約217時間。有人(A.シェパード、S.ルーサ、E.ミッチェル)。
1971/07/26 アポロ15号、サターンVで打ち上げ、「アペニン山脈」と「ハドリー谷」との間へ着陸。計18時間37分の月面活動を含めて66時間55分月面に滞在。月面車を用いた調査、観測を実施。約77kgの月の石を持ち帰る。飛行時間約 295時間。有人(D.スコット、A.ウォードン、J.アーウィン)。
1972/04/16 アポロ16号、サターンVで打ち上げ、「デカルト高地」へ着陸。計20時間15分の月面活動を含めて71時間3分月面に滞在。月面車を用いた調査、観測を実施。99.5kgの月の石を持ち帰る。飛行時間約266時間。有人(J.ヤング、T.マッティングリー、C.デューク)。
1972/12/07 アポロ17号、アポロ計画最後の月着陸ミッション。サターンVで打ち上げ、「タウルス・リトロー地域」へ着陸。計22時間5分の月面活動を含めて74時間59分月面に滞在。月面車を用いた調査、観測を実施。115kgの月の石を持ち帰る。飛行時間約302時間。有人(E.サーナン、R.エバンス、H.シュミット)。