ナミビア(コイ族)の神話
まちがえた伝言
月は、人間に、不死のメッセージを伝えようと、兎に伝言を託しました。
「人間も月のように、たとえ死んでもまたよみがえる」
と。ところが兎は
その伝言をまちがえて伝えてしまいます。
「人間も月のように、死んだらもうよみがえらない」
と。 そのために、
人間は不死を得ることができなくなったのです。月は怒って兎に棒を
投げつけます。兎は逃げるときに月に傷をつけ、いまも逃げ回って
いるのです。
月は、欠けてもまたよみがえる不死の象徴でもあるのです。
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